3月31
1: きつねうどん ★ 2016年3月16日と22日、三菱重工業が主要新聞5紙に掲載した全面広告が話題を呼んでいます。同社の製品群をカラーで紹介したものですが、建造の大苦戦が伝えられていたドイツ・AIDAクルーズ社向け客船「AIDA Prima」を完成(14日)させ、第2船を進水(21日)させたばかりのタイミングにもかかわらず、そのラインナップには「船」がありませんでした。三菱重工は“客船建造をもう諦める”ということなのでしょうか。同社は、大型客船を建造できる日本で唯一の企業。「あきらめる」ということは、日本からその灯火が消えてしまうことになります。
建造中の火災、設計変更などによって1年遅れた「AIDA Prima」(12万5000総トン、乗客定員3300人)の引き渡し式は大方の予想通り、一般にも、記者団にも公開されないまま行われました。三菱は同船の写真とともに1枚のニュースリリースで、この「ヒペリオン(土星の惑星)クラス」と名付けられた「新生代の客船」をドイツ・ハンブルクへと送り出したのです。

http://trafficnews.jp/post/49814/
引用元: ・http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/liveplus/1459135080/
船上にはAIDAクルーズ社のクルーほか、多くの造船所スタッフが乗り込み、“やり残した艤装”の仕事を続けながらの引き渡しでした。セレモニーが公開されなかったことに三菱の苦労ぶりが伺えるとの声もあります。
先述のように、建造にあたりさまざまなトラブルに見舞われ、引き渡しが大きく遅れたこの船。日本を代表する企業のひとつともいえる三菱重工で、いったい何が起きていたのでしょうか。2011年夏の受注契約から、引き渡しまで4年半。当初の納期から完成が1年遅れた理由について、同社では2回にわけてその原因を説明しています。
ひとつは2014年に説明された、「プロトタイプ(原型)建造に伴う困難」です。「新シリーズ船を初めから設計し、取り組む」という経験のない仕事だったために、AIDAクルーズ社向け客船2隻の建造工程が守れないことを明らかにしました。
もうひとつは2015年に説明された、「クルーズ客船の船室とそのほかの区画に関連する設計作業量が莫大であり、重大な設計変更がなされ、資材調達や建造の遅延に繋がった」。その損失は2013年以降、4度にわたって経理処理され、結局、これによる赤字は1860億円に膨れ上がっています。
この間、造船現場では、海外からの応援や未経験者を含めて4000人とも5000人ともいわれる下請け工を投入。さらに今年1月には3回にわたる不審火事件が発生。「現場の意識はずたずた」(長崎造船所の現場スタッフ)というなかで、苦闘が続いていました。三菱重工は以前にも、「ダイヤモンドプリンセス」(2004年就航、11万6000総トン)という大型の輸出クルーズ客船を建造したことがあります。ただ、その経験を活かすことは難しい状況でした。
「ダイヤモンドプリンセス」は今回の「AIDA Prima」と違い、すでに欧州で建造された原型(プロトタイプ)が存在。それを同社の長崎造船所・香焼工場の生産システムにあわせて設計しなおせばよかったため、「設計陣も完成船のイメージがしやすかった」とされています。そして、建造中に火災が発生したこともありましたが、出来映えには高い評価が与えられました。
しかし三菱は火災事故に懲りたのか、それ以降、10年近く客船商談から撤退。このあいだに設計、建造経験のある現場要員が退職し、「『AIDA Prima』は事実上、“初めての客船”みたいなもの。さらに“プロトタイプを創る”という困難さ」に遭遇。大変な“難産”になってしまった、というわけです。
「AIDA Prima」の出来栄えについては、今年2月ごろからAIDAクルーズ社のウェブサイトで公表されていますが、18階建てのテーマパークが洋上に出現したかのような、目を見張る大型のアトラクション施設が満載されています。

2: きつねうどん ★ アトリウム、3階吹き抜けの多目的劇場。12の食堂、18のバー。最近の客船で流行しているリラクゼーション施設は、3100平方メートルの「Body&Soul」区画として。さらにディスコ、カジノ、ビールの醸造所もあります。さらに、寒いヨーロッパの冬でもクルーズできるよう、最上階に大きなガラスドームを設け、その内部にはウォーター・スライダー付きのプールや、アイススケートリンクも備えています。
もちろん省エネ、環境対策も最先端を目指し、空気循環によって船体を泡で包み水の抵抗を減らす「MALS」と呼ばれる省エネ技術や、LNG燃料を使えるようにするといった革新的な仕様を装備しています。
そうした運航性能に係わる部分について、造船所としては“手慣れた仕事の範囲”だったようです。工程が大混乱したのは、まさに“テーマパークを洋上に造る”かのような、アトラクション施設の設計や工作の困難さにあったといわれています。
この「造船の仕事では経験したことのない大型のアトラクション」と、またこの10年間で急激に進歩したIT技術を用いる船内LAN環境の整備などが“想定外の困難さ”で、「AIDA Prima」建造の混乱に繋がってしまったとされています。
しかし、そうした「テーマパークのような客船」は、欧州の造船所ではどんどん造られています。なぜ三菱重工では、上手く進まなかったのでしょうか。
このことについては「10年間の空白」、つまり「ダイヤモンドプリンセス」の火災以降、「社内でも客船受注の話など出せるものでなかった」(以上、船舶部門OBの話)という雰囲気のなかで、世界の客船におけるトレンドを見失っていたことが考えられます。
しっかりした建造準備体制を整えないまま、「過去の経験」をベースに最新トレンドへ取り組んだ結果だった、というわけです。また、このような準備不足を招いた原因について、かつて「事業部制の見直しなど、全社的な事業改革の号令」があったなか、「正確な市場調査や技術調査を行わずに、高付加価値船へシフトを」というムードで持ち上がって来た話だったという、言い訳めいた反省論も出ています。
日本の大型客船建造、このままダメになる可能性
前に述べたとおり、三菱重工は大型客船を建造できる日本で唯一の企業です。しかし今回のような混乱のなか、同社は今後も客船建造に取り組むのでしょうか。いま客船業界や造船業界において、それが大きな関心事になっています。
現在、日本のクルーズ客船は郵船クルーズ、商船三井客船、日本クルーズ客船の3社が、あわせて3隻を運航しています。しかし船齢はどれも20年を超えており、このまま新造されなければ「事業継続すら問われる」(クルーズ会社)ところまで追い込まれています。すでに業界内には、「2015年秋には三菱と郵船が建造に合意したが、この話は流れた」だとか、「海外の造船所との交渉に入った船会社もある」といった“未確認情報”も飛び交っています。
そして日本のクルーズ会社からは、「日本の客船は、テーマパークのような大袈裟な工事にはならない」、「(『ダイヤモンドプリンセス』の例にもあるように)客船建造の仕事は継続すること以外に成功しない」など、「日本の造船所による客船建造の灯を消さないで欲しい」との声も強く出ています。
三菱重工は今後の客船建造について、「エンジニリング事業として位置づける」という考え方を示しているだけで、具体的な取り組み方針を示していません。
海運界は現在、また深い「不況の谷」へ差し掛かり、造船業界は深刻な受注難に見舞われています。しかし、ドイツのマイヤー造船所は2023年納期でディズニークルーズからの客船を受注したという情報もあり、記録破りに受注残を積み上げ、活況に沸いています。さらに中国のクルーズ市場は昨年100万人を超え、まさに伸び盛りにあります。こんな時期に日本は、クルーズ客船の建造から尻尾を巻いて逃げ出そうというのでしょうか。
4: Ψ テロする人種がまぎれてるからな。
やれやらだぜ
5: Ψ 不逞鮮人の放火により、妨害されたから遅れたんやんけ。一億臣民皆知っとるわ。
13: Ψ >>5
あれ
支那だろ
あいつら軍艦の設計図も持ち出してただろ
7: Ψ 国内のクルーズ会社、需要自体が弱い
マイヤー・ヴェルフトとフィンカンティエリの2強に割って入るのは難しい
8: Ψ 人が集まらず、資材も高騰する中で自腹を切って技術力を磨く三菱重工。
これって設備投資かな。
9: Ψ 長崎だけに、造船がバッテン
12: Ψ デザインダサすぎ
ひどいペイントだな
15: Ψ 下請け工5000人其の内ほとんど外国人だからそりゃ失敗するし
火事も出る。この件発注主は船代ただどころか何百億か金ももらって
船も手に入った状態だからな
18: 焼いた牛XL ◆sO7BtWbu.I 日本の造船の現場で技術と言うとテクノロジーより職人技という認識
肝心のテクノロジーは当の三菱重工が韓国に技術指導したのが現状を招いた大きな一因
貰うだけ貰ってあとはポイのホンダがやられて本田宗一郎が激怒したのと同じ
中国に対しても同じことしてるから後々どうなることやら
台湾で出張造船なんかがあるとケータリングで作業員に豪勢な食事がふるまわれたり
こういうとこでも中朝台の違いははっきり出るみたい
゚)ノ と元造船業の同僚が言ってますた
19: Ψ 豪華マンションとか観ても酷い内装だよな。
結局、日本は、ありきたりの商品を効率よく作るだけの生産力しかないんだよ。
22: Ψ 致命的な大出血するなら、途中でキャンセルしたらよかったのにな
作った船はどこかに売れるだろうし
23: Ψ そりゃあ三菱長崎造船所の従業員が豪華客船に乗ったことなくて
イメ-ジがつかめないから 会社を挙げてくる-ずに載せてやれよ
26: Ψ 船首はズムウォルトみたいにスラントはしてないけどほとんど垂直なんだな。これからはこんな感じの船が増えるんかね?
27: Ψ 造船でも北海道鉄道でも不祥事が多いけど、長い間の不況でベテラン職人を切り捨て
若手を育てず派遣の安い賃金のバイトや外国人を一時しのぎで雇って、ベテランから若手への技術の継承が
スムーズに行われないしわよせが事故につながったんだろうね。
安さと効率だけ求めて人間を大切にしないと大型バス事故みたいに頻繁に不祥事が起こる。
昔は日本ではありえないと外国を笑っていたのに。
オリンピックもあのざまだし、日本凋落の始めなのかな?